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―ITカレイドスコープ― ライター・エディターとして活動し、ベンダーのビジネスサイドでの経験のある筆者が、ITやガジェットの世界の今後を占いつつ日々のあれやこれやの話題も交えながら奮闘するブログです。

■筆者プロフィール:戸桝茂哉(とますしげや)/紙媒体とWeb媒体向けに執筆をしているライターです。IT業界と代議士秘書を経験し各種の著作も手がけています。最近は企画段階から参加する形で各種のWebメディアへコンテンツを供給するお仕事を多くさせていただいています。講演実績多数あり。メディアへの出演もお受けしております。ご連絡は下記の「メール(フォーム)」よりお願いいたします。

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b-mobileから音声通話も可能なスマホ向けSIM登場

  • September 19, 2012

sphone_denwa_sim_01

※ロゴはb-mobaileサイトより引用

データ通信でSIMと付随するサービスを展開してきた日本通信の「b-mobil」から音声通話も可能なプランとして「スマホ電話SIM」が登場した。プランの概要は以下の通りだ。

bmobaile_plan_20120919
※b-mobileサイトより引用

データ通信部分の「U200」については、完全定額ながら、通信速度:上り下りともに200kbps(ベストエフォート)、「2GB定額」は通信速度:下り最大14Mbps / 上り最大5.7Mbps(ベストエフォート)であり、2GBを月内に使い切ると上り下りともに100kbpsに制限される。繰越はできない。ちなみに回線はFOMA回線を利用する形だ。

「組み合わせ9パターン」の表にあるように下二つの欄が音声通話プランとデータプランの併用時の合計月額だが、現状筆者が使っているXiのスマートフォンでも月の合計額がおよそ3千円台~4千円台でおさまっており、若干この「スマホ電話SIM」の料金設定だと割高な印象もぬぐえない。

動画やテザリングをしないので200kbpsでもいいので無料通話分が欲しい、あるいはXiとFOMAやau,softbankなどと2台持ちしているが、一台にまとめたいなどのニーズがある場合には検討の価値もありそうだ。

やはり、もう少し料金設定を下げた方がいいのではないだろうか。そうすればかなり劇的に化ける可能性もあるのだが・・・。

外部サイト
bmobile「スマホ電話SIM」

※この記事は- セイケイ・アルティメイタム -と同時に投稿されています。
  • Posted by seikeiultimatum
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GALAXY SⅡLTEからSⅢLTEへの機種変更

  • September 18, 2012

2012_09_01_Ice


非常に個人的なスマートフォン使用状況の話になるが、GALAXY SⅡLTE(SC-03D)からSⅢLTE(SC-06D)への機種変更をした。もうしばらく、SⅡLTEを使うつもりだったが、ICS( Ice Cream Sandwich=Android4.0)へのアップデートがキャリアであるdocomoからなかなか提供されないので、業を煮やしての行動だ。

SⅡLTEも端末単体としてみれば非常にユーザビリティーに優れていて、通常仕様する分には全く問題ない機種だが、いかんせんアップデートに見通しが立たないという点やカメラ機能の調子の悪さが重なってついに機種変更に踏み切った。アップデートもauの同機種については、アップデートの提供が先んじてなされたが、すぐに提供が一旦中止されるなど、キャリアとしてアップデート対応に苦労している様子が見てとれる。

やはり国内向けにいろいろな機能をデバイスの面でもアプリケーションやサービスの面でもカスタマイズしているので、今まで販売されたAndroid2.x.xから4.0.xへのアップデートはかなりハードルが高いのではないかと推察できる。このあたりは実際になにがアップデートの障害になっているのが、キャリア側も説明してもいいのではないだろうか。同時にキャリアとしても、そろそろフィーチャフォン(ガラケー)時代のサービス囲い込みに拘泥するのではなくて、グローバルモデルをそのまま販売する、もしくはSIMフリーを大前提とするようなサービスモデル、ビジネスモデルに転換してもいい時期なのかも知れない。

SⅢLTEについては、非常に洗練されている。すでにソニー・タブレットなどでICSのUIの素晴らしさに触れていたが、4.8インチ画面の端末でもその先進性とUIのなめらかさを充分に堪能できる。docomoの現時点でのフラッグシップモデルと言うだけの事はある。サービス面でいうと、2012年10月1日からパケット定額のプランに応じて7GB/3GBのデータ量規制が実施される。念のため、特定のサービスプランによって無料になるdocomoのwifiサービスにも申しこんでおいた。

ただ、同機種に動画のクラウドサービスのhuluが対応しておらず、某ブラウザ経由でないと観れないなど不便もある。huluに関しては、あくまで私の使い方という事になるが、外ではGALAXYでテザリングしてipodで観るような、ややまどろっこしい運用となるだろう。huluもせめて各キャリアの最新主要機種については早期に対応した方がいいのではないだろうか。※1

そして今後は音声回線として持っているauのフィーチャフォンをi Phone5にするかどうかを思案する苦しみ(いやいや楽しみ)を長く味わいそうである・・・。


※1・・・その後huluはSC-06D(GALAXY S3)に対応しました。

  • Posted by seikeiultimatum
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経済産業省と家電業界の不幸な関係―スマート家電にお役所が待った

  • September 18, 2012
国内メーカー各社は、スマートフォン連携で外出先からエアコンの電源管理などが可能なスマート家電を着々と市場に投入する構えだが、なんとパナソニックのスマート家電に経済産業省からもの言いが付いたそうだ。

問題となっているパナソニックのスマート家電は、スマートフォンからエアコンの電源を遠隔管理するというもの。そのエアコンの遠隔電源管理が電機用品安全法(以下法令)に抵触する可能性があるというのだ。そもそもなんで、電機用品安全法に触れるかという点だが、法令によれば、遠隔操作だと火災や予期せぬ感電事故につながる可能性があり、これが今回の経済産業省からの指摘の根拠となっているようだ。結果として現状では指摘された機能をはぶく形での販売となる。

スマート家電の是非はともかく、なんでパナソニックも、もっとお役所と戦わないのかと思う一方で、1960年代に施行された同法令をそのまま杓子定規にあてはめて来る所はいかにも日本のお役所的な対応だと思う。総務省の携帯電話政策やIT政策もそうだが、こういった硬直した運用では、新規に育つ産業も育たないといった事にもなりかねない。全く不幸な関係としか言いようが無いのではないだろうか。
  • Posted by seikeiultimatum
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