―ITカレイドスコープ― ライター・エディターとして活動し、ベンダーのビジネスサイドでの経験のある筆者が、ITやガジェットの世界の今後を占いつつ日々のあれやこれやの話題も交えながら奮闘するブログです。
■筆者プロフィール:戸桝茂哉(とますしげや)/紙媒体とWeb媒体向けに執筆をしているライターです。IT業界と代議士秘書を経験し各種の著作も手がけています。最近は企画段階から参加する形で各種のWebメディアへコンテンツを供給するお仕事を多くさせていただいています。講演実績多数あり。メディアへの出演もお受けしております。ご連絡は下記の「メール(フォーム)」よりお願いいたします。
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戸桝茂哉
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非常に個人的なスマートフォン使用状況の話になるが、GALAXY SⅡLTE(SC-03D)からSⅢLTE(SC-06D)への機種変更をした。もうしばらく、SⅡLTEを使うつもりだったが、ICS( Ice Cream Sandwich=Android4.0)へのアップデートがキャリアであるdocomoからなかなか提供されないので、業を煮やしての行動だ。
SⅡLTEも端末単体としてみれば非常にユーザビリティーに優れていて、通常仕様する分には全く問題ない機種だが、いかんせんアップデートに見通しが立たないという点やカメラ機能の調子の悪さが重なってついに機種変更に踏み切った。アップデートもauの同機種については、アップデートの提供が先んじてなされたが、すぐに提供が一旦中止されるなど、キャリアとしてアップデート対応に苦労している様子が見てとれる。
やはり国内向けにいろいろな機能をデバイスの面でもアプリケーションやサービスの面でもカスタマイズしているので、今まで販売されたAndroid2.x.xから4.0.xへのアップデートはかなりハードルが高いのではないかと推察できる。このあたりは実際になにがアップデートの障害になっているのが、キャリア側も説明してもいいのではないだろうか。同時にキャリアとしても、そろそろフィーチャフォン(ガラケー)時代のサービス囲い込みに拘泥するのではなくて、グローバルモデルをそのまま販売する、もしくはSIMフリーを大前提とするようなサービスモデル、ビジネスモデルに転換してもいい時期なのかも知れない。
SⅢLTEについては、非常に洗練されている。すでにソニー・タブレットなどでICSのUIの素晴らしさに触れていたが、4.8インチ画面の端末でもその先進性とUIのなめらかさを充分に堪能できる。docomoの現時点でのフラッグシップモデルと言うだけの事はある。サービス面でいうと、2012年10月1日からパケット定額のプランに応じて7GB/3GBのデータ量規制が実施される。念のため、特定のサービスプランによって無料になるdocomoのwifiサービスにも申しこんでおいた。
ただ、同機種に動画のクラウドサービスのhuluが対応しておらず、某ブラウザ経由でないと観れないなど不便もある。huluに関しては、あくまで私の使い方という事になるが、外ではGALAXYでテザリングしてipodで観るような、ややまどろっこしい運用となるだろう。huluもせめて各キャリアの最新主要機種については早期に対応した方がいいのではないだろうか。※1
そして今後は音声回線として持っているauのフィーチャフォンをi Phone5にするかどうかを思案する苦しみ(いやいや楽しみ)を長く味わいそうである・・・。
※1・・・その後huluはSC-06D(GALAXY S3)に対応しました。